コンピュータ将棋ソフトの課題は入玉の評価みたいです

 コンピュータ将棋ソフトの局面評価結果は点数となって出てきます。
 その点の基本はそれぞれのソフトによって特色はありますが、基本的には、
1.詰みがある(=玉が取れる)
2.玉を次に詰められる
3.駒得ができる
4.駒の働きが良い
5.駒の点数(入玉時)

辺りで評価が実施されます。
 ちなみに、玉の点数は10000点とか他の駒よりも飛び抜けた点数を付けるので、必然的に玉を仕留めようと読んでいきます。
 玉が仕留められないことが分かったら、次に駒得ができるような手段を読んでいくわけですが、点数が公開されているボナンザver.6の場合、
点数
87
232
257
369
444
569
642
534
成香489
成桂510
成銀495
827
945

というようについており、例えば金銀と角の2枚換えとなった場合、駒の働きを考えずに駒自体の価値だけを評価すると、
 駒得の評価値=369+444-569=+244
と桂馬分位(=257)の得になると評価するわけです。
 通常の局面の場合、優先順位は上記で進めていけばほぼ問題ないと言えそうです。

 しかし、入玉が絡んでくると、かなり悩ましくなってきます。
 その根拠というとちょっと説得力がないのですが・・・、人間が入玉と判断するようにコンピュータが入玉と判定するタイミングが難しいのではないかと思うのです、
 入玉をする場合、玉は詰む状態にはない場合が多く、上記の法則に従って評価を実施すると、なるべく駒を取るように、駒がより働くようにするはどいいわけで、当然そのように動きます。
 でも、お互いに入玉してしまうと、駒の価値は以下のように変わります。
点数
1
1
1
1
1
5
5
1
成香1
成桂1
成銀1
5
5

 通常時には金銀と角の2枚換えで得になる判定が、入玉時には、
 入玉時の駒の点数=1+1-5=-3
と圧倒的な損となってしまいます。。。
 将棋の引分の取り決めとしては、双方の入玉が確定した場合に双方24点以上ある事となっており、通常時の駒の評価と入玉時の駒の評価の隔たりが大きいため、入玉かどうか微妙な局面な時にコンピュータソフト内部でどのように評価させるかが非常に悩ましく、あるタイミングまでは駒得すればいいという評価で進めていたのが、突然入玉の評価に変わった途端に点数が全然足らなくなった・・・という事態が発生することもあるのでしょう。
 また、入玉したときに入玉モードにしておけばいいかというと、入玉のふりをして密かに敵玉を寄せに行ったり、大駒と小駒を交換しようとしたりする等人間はこの辺りの指し手に関しては臨機応変さを出せそうに思います。

 第4局ではコンピュータソフトが勝勢の判断を下していたという話ですが、これはあくまで通常の場合で、入玉の場合においては勝勢ではなかったということで、コンピュータソフト側としては入玉時の的確な判断手法の開発が課題になってきたようです。

 でも、こういうことが課題になっただけでもコンピュータソフトにとっては価値のあることだと思います。

 とりあえず、これでコンピュータソフトの2勝1敗1引分で、コンピュータソフトの負けはなくなりました。

 あと、トップ3が最強と言われるコンピュータに勝てるかどうかと言う話ですが、
(´-`).。oO(私はトップ5のレベルまでは来ていないと思っているんですけどねえ・・・( ゚-゚)遠い目・・・)
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「プロとコンピューターは引き分け 将棋電王戦第4局

将棋の現役プロ棋士5人と五つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第2回電王戦」の第4局が13日、東京・千駄ケ谷の将棋会館であった。塚田泰明九段(48)とソフト「プエラアルファ」(旧・ボンクラーズ)が対戦。玉が互いに敵陣に入って詰ますことができない状態となり、230手で持将棋(じしょうぎ)(引き分け)となった。対戦成績は人間側の1勝2敗1分け。ソフト側の団体戦引き分け以上が決まった。

 プエラが猛攻を見せ、元タイトル保持者の塚田九段は敗勢に追いつめられた。だが、双方の玉が敵陣に入り込む「相入玉」模様の展開でソフトが判断を誤り、塚田九段が粘ってぎりぎり引き分けに持ち込んだ。

 終局後、塚田九段は「プエラは中終盤がすごく強く、形勢はずっと悪かった。ただ自分から投了しようとは思わなかった」と涙を浮かべた。プエラを開発した東京都の会社員、伊藤英紀さん(50)は「入玉への対策はしたが、なおざりだった。勝ちを逃したのは仕方ない」と話した。」


「プロ棋士、勝ち越しならず 将棋電王戦、第4局は引き分け

 将棋の現役プロ棋士5人と五つのコンピューターソフトが団体戦形式で戦う「第2回電王戦」の第4局が13日、東京・千駄ケ谷の将棋会館であった。塚田泰明九段(48)とソフト「プエラアルファ」が対戦。玉が互いに敵陣に入って詰ますことができない状態となり、230手で持将棋(じしょうぎ)(引き分け)となった。」

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